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「おいおい次郎。本来なら俺達と同じ目に遭う筈なのに一人だけ逃れてるのか?コノ怨ミ、ハラサデオクベキカ」
「あんさん恐すぎや……。謝るからとりあえずそのオーラ抑えてもらえまへんか?」
正義から人間とは思えない奇妙な黒オーラが発生していたのでビビった次郎は止めるよう懇願していた。
正義の気持ちは分からなくもないが、僕はあんなオーラ出していない。
「まーまー落ち着いて。終わったことなんだし過ぎたことは水に流そう。そうだ、学校も終わったしどこか遊びに行かないか?」
拓也が宥めると同時に遊びに行こうと提案する。
この中にいるメンバーで部活に入っているのはなんだかんだで正義だけ。
その為転校生組と僕は放課後暇になる。
「んー、俺は部活があるからパスだな。悪いが行くなら俺は無しで頼む。洸も部活だし誘うだけ無駄だと思うぜ。花梨と詩織に梨花の女子三人組を誘ってやったらどうだ?」
すっかり詩織と梨花を呼び捨てで呼ぶことに慣れた正義。
ちょっと前までは名字で呼んでいたというのに。
まぁ、今更僕が呼び捨て云々言うのはおかしいけどね。
僕の場合は年上以外(ムカつく奴除く)には基本呼び捨てだから。
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