季節の変わり目は体調に注意

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† 目を開くとそこは見慣れた光景。 僕の視界にはこれまで飽きる程見てきた自宅の天井があった。 しかもここは自分の部屋ではなくてリビング。 電球が眩しい。 おかしい、僕の体内時計によればまだ電気を付けなくてもいい時間帯。 家まで帰ってきた経路を何故か思い出せない。 自力で帰ってきたことを覚えているのならリビングで、しかもソファーではなくて床で寝ることはない。 ちゃんと部屋で寝る。 それにこの時間に電気を付けることはない、勿体ないからな。 しかしこんなにおかしい点があるが、現に僕は自宅にいた。 「あれ?どうして僕は既に我が家にいるの?」 「やっと起きましたね。兄さん、優介さんが起きましたよ」 「……優介……遅い」 「玲奈に……詩織?」 わけが分からない。 どうして二人が僕の家にいるんだ? 後、今玲奈が兄さんと呼んだ。 つまり拓哉もいる。 ということは金魚のフン的存在の次郎もいるはず。 まてまておかしいぞ、あいつらが僕の家を知っているわけがない。 僕の家を知っているのは正義と花梨ぐらいしか……ああそうか。 段々と状況が分かってきた。
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