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「気絶ってどういうこと?」
「覚えていないのか……。それは良かったのか悪かったのか分からないが、知りたがっていることだし簡単に説明するから」
「花梨、優介、気絶させた。そんでもって優介、詩織、誘う言ってた。やから玲奈、花梨、誘う、詩織オーケイ。後はワイ、拓哉、お前さん運ぶ。花梨、道、知ってる。おわかり?」
俺の台詞取るなよー、って拓哉が次郎に詰め寄っているが無視。
下手な説明で色々思い出してきたぞ。
「大体だけど分かったよ。というか花梨、僕を気絶させるまで首絞めないでよ」
そこを指摘されると花梨は自分でもやり過ぎたと思えてきたのか、申し訳なさそうな顔になる。
そしてそんな顔を誤魔化す為に腕を組んで少し強気に謝った。
「わ、悪かったわ、謝るわよ。(……だって梨花にプロポーズなんかするから……。……私には冗談でも言った時ないクセに……)」
「ん?他に何か言った?」
「言ってない!!ほら謝ったんだしこの件は終わり。ところで優介の家で一体何して遊ぶの?」
普通僕が終わらせる権限を持っていると思うんだけどな。
まぁ、いいか。
気にしていても良いことなんかないし。
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