僕は友達が少……多い方だ

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 まじまじと僕を見てくる彼女……もとい真弥。そんな風に見られてどう反応すればいいんだ。 「はぁー、なんでお姉ちゃんは優介君を直属の部下にしたのかな」  直属?そういえば僕は綾さんとそういうやり取りをした記憶があるようなないような。  ……ちょっと待て。 「どうして僕が綾さんの直属の部下だということを知っているんだ!!」 「驚くところはそこじゃないでしょ!!」 「………………お姉ちゃん?」 「やっとそこに辿り着いたんだね……」 「誰がお姉ちゃんだ!!」 「どうしたらそういう風に勘違い出来るの!?」  慣れていないツッコミをして疲れたのか肩で息をしている。……面白いな。 「分かってるって。綾さんの妹なんだよね?どこかで見たような気はしてたんだよ」  僕にからかわれたことを知ると真弥は頬を膨らませながらプンプンと擬音が聞こえそうに怒る。まぁ、普通に可愛いだけなんだけど。 「気付いていたなら言ってよ」 「分からなかったけど言われて納得したという方が正しいかな」  それで一体僕に何の用だったんだ。戦う理由も不明なまま。とりあえず聞いてみると何故か顔を逸らされた。
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