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だけど少し納得も出来た。僕との戦いを終えた時に綾さんから連絡が入り、その際戦いの理由がバレた真弥の慌てっぷりは凄かった。
羞恥心。これがあるから真弥は綾さんへの対応がしどろもどろになる。姉妹なのに恥ずかしいのではなく姉妹だから恥ずかしい。こればっかりは一人っ子の僕には分からないな。
まぁ、綾さんは真弥と違って気にした素振りも見せないし実際にもそうなんだろう。それが僕も普通だと思う。
「本当に!?」
だから綾さんは真弥の行動が理解できない。目を光らせて興奮の所為で頬が赤くなっているのが分からない。嫌がっていそうにないけど鬱陶しそうだ。
「本当だ本当。いいから名前を考えろ」
「ええとね……内田シスターズ!!」
空気が死んだ。
「もういい、私が考える」
最早疲れたというより呆れた表情を見せる綾さん。あれ?と首を傾げる真弥。いやいや、結構ツッコミ所あったよ。
「直属の部下を総じての名前を決めているのにどうして僕が除け者にされているんだ。僕も歴とした直属の部下だよ」
ネーミングセンスが皆無とは本人の名誉により秘密にしておこう。
「ごめん!!忘れてた」
おい、お前の名誉を汚すぞ。
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