プロローグ

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私は何もできない。 いわゆる“不器用” 高校生になって、 まわりの会話にたまについていけない。 というのも 私がもっとも苦手とするワード、 恋、恋愛、彼氏... 「恋ってどうやるの?!」 友達の咲はあきれる。 「まだそんな事言ってるの?!逆に、何で出来ない?!」 咲はいじっていた携帯を勢いよく閉じる。 「だってさ~、やりかたわからないし。」 黒田南海。 生きてきた中で 恋愛をしたことがありません!!! 「ただ 『あの人かっこいい~、付き合いたい~』 それだけだよ?!」 それは私も分かってる。 何で出来ないのか 自分でも不思議だよ...。
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