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さっき紹介されたばっかの咲の彼氏だよね?!
絶対そうだよ!!!!
「なんで…」
俊と目が合った。
数秒間みつめあう。
俊はこっちへ歩いてきた。
「あ…」
「南海ちゃんだよね」
「は、はい…」
「この事さ咲に黙ってて」
「え…でも…」
「いいから黙ってて。」
「いや…」
何て言えばいいのかな…。
「何?」
「あの…
咲は俊さんといる時すごい輝いてたし…その…本人が知ったら傷つく…と」
「だから?
知られなきゃいいんだろ?友達が傷つかないためにもさ。
黙っててよ」
…ちょっとまってよ。
「…ひどい」
「は?まだ何かあんの?」
何この人。
ひどいひどい…ひどいよ。
「最低…だよそんなの。」
「はぁ?」
「最低だっつってんの」
バチン…
「…ってーな!!何すんだよ!!!!」
あら…?
バチン…?
「咲の気持ちも考えなよ!!!!!!」
私は何を言ってるの!?
「お前に何が分かるんだよ!!!!
単純な咲がわりーんだよ。
マジばかだよなあいつ。」
「うるさい!!!
ばかはどっちよ!!!」
「知らねぇよ。女またせてんだよ。じゃあな」
「ちょっ…」
ちょっとまって!!!!
俊の事びっくりだけど
私の行動にもびっくりだよ!!!!!!
「え~なにしてんのよ私は…」
そう。
ここは大通り。
回りの視線は…
もちろん私。
「あぁ…」
暴走しちゃった…
こんなの咲が見てたら…
「……」
嫌な予感。
後ろを振り向く。
「あ…」
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