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独占欲
心が砕け散ったときに
ひとは 死ぬ
それを知っていた私なのに…
｢一緒に生きてほしい｣
そう 言いながら
あなたを 壊した
文字通り
命を懸けて
必死に
心を砕いて
愛してくれていたね
｢生きていてほしい｣
心から思っていたよ
けれど、私の言葉も行動もあまりに残酷だったね
自分の想いをわかって貰おうと
ばかりしていた
あなたの痛みも傷も身体も
いたわるつもりで痛めつけていた
それでも ただ愛していた
伝わらないもどかしさ
自分の無力をあなたのせいにしたりした
｢まだ忘れられないのか｣と
あなたの笑顔が欲しかった
あなたの心全てを
私からの幸せで満たしたかった
やがて私は同じ苦しみを人に与えた
そして苦しんだ
あなたの幸せは私が独占したかった
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