コレは始まりに過ぎない

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事の発端の朝まで遡ろう。 ---------- プリン、パフェ、ケーキ… 周りにデザートが集まる。 美味そうだ。 こんな幸せな時間は無いだろう。 よし、いただきま――― 「う゛ぐっ」 現実に引き戻されてしまった。 朝日がカーテンの隙間から見えた。 ついでに俺の上で現実に引き戻した本人の秀之を見た。 「チッ」 「どうし………そうか。 おはよう」 不良の形して武士みたいな話し方をする敦士をジトーと見ていたら無言で部屋を出てリビングへ逃げられた。 クソッ…やっぱり敦士が招き入れた結果か。 未だに俺の上で暴れている秀之を冷たい目で見ては布団をズラしてベットからは落ちてもらった。 「イヤンッ、痛い!犀ちんのぶぁーかぁ!」 犀とは俺。 新山犀(ニイヤマサイ) 「るせぇ。人の睡眠邪魔すんじゃねぇ。」 「むぅ…起きない子はこうだぁぁぁぁ!」 「あ?…ちょ!」 -しばらくお待ちクダサイ-
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