＊もんぶらん

＊涙のあとに－t

｢きっと 忘れられないよ―‥♪｣

彼女が歌う

あの曲を聞き終えて‥

｢君‥大丈夫?｣

寂しげな君の背中に

‥声をかけた｡

｢あ､すいません‥大丈夫です｡｣

一瞬､ビクッとした後振り返って‥下を向いたままペコっと小さくお辞儀をして立ち去ろうとした君｡

何故か君に興味を持った俺は､

｢待って､少し話さない?｣

顔も見せずに消えて行こうとする華奢な腕を掴んだ｡

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