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部屋まで送ってくれた遠藤は、「話をさせろ」と言い、部屋に上がり込んだ。
何でだよ! と思ったけれど。
迷惑をかけ過ぎていて断り辛く。
不本意ながらも渋々と承諾。
一応コーヒーを淹れ、遠藤の前にカップを置いた。
「サンキュ」
「……で? 話って何?」
1つしか無い3人掛けソファーの真ん中に微妙な間を開けて端と端に座ると、変な居心地の悪さを感じる。
サッサと話を聞いて追い出そう。
そう思っていたのに。
遠藤はカップには手を伸ばさずに私に手を伸ばした。
「ちょっ、コーヒー溢れる!」
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