プロローグ的な警察からのお電話です。

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プロローグ的な警察からのお電話です。

まもなく春も訪れるであろうそんな3月 料理の専門学校に通っている俺は大阪市内の料理店にて就職が決まり 学校も卒業が近づいていて、頭の中は将来の事で幸せに溢れていた。 そして早くもその就職先でアルバイトを済ませた夜の帰り道、頭の中は明日学校で行われる食の祭典に向いていた。 そのイベントはほぼ全て学生達が仕切り、料理の試食や、ウエディングケーキや料理での装飾など色々な料理を使った出し物をする。 そして、そこに親を招いて楽しんでもらうイベントで 明日うちの病気の母も招こうと思う 色々と苦労があり嫌いな所も多かったけれど、それでも育てて貰った恩を返したかった。 だから明日は気合いが入っている。 そして明日のスケジュールを見ようと ケータイを開くと18件の着信履歴と留守番電話が5件残っていた。 何事か!と思い。留守電を聞くと… 「スイマセン。緑さんのケータイでしょうか?🌕🌕署の鷹森と申します、至急お電話お返事願います…。ピー」 一件目から物騒な内容で新手の詐欺かと思い、俺はそのまま残りの着歴を一気に消した。 そしてそのまま家に帰り、テレビをつけるまでは平和な現実が続いていた。
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