日常

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――キーンコーンカーンコーン……… 「いやぁー今日も強烈な怒鳴り声やったねぇ~。耳が痛ぅてしゃあないわぁ~」 「もうお前なんか知らん、着いてくるな」 「あれー?怒ってんの?咲月にしては珍しいなぁ」 「そうか、今まで俺がお前のことで何回頭を悩ませたか分かってなかったのか。そうかそうか。今日から絶縁だ、金輪際俺に近寄るな話しかけるな視界に入るな。」 「ちょ、絶縁てそんな…冗談ですよ。アンマン奢るから!許して下さいよー咲月!!」 下校途中、ちょうど近くにあった美味しいと評判の中華料理屋『桃の葉』を、優真は指差した。  
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