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マスターはよく見なくてもイケメンで、背が高く細身で品がある。
私の心拍数は上がりまくりだ。
「いかがいたしますか?」
こんな私にマスターが優しく語りかけた。
メニューを見るが、飲みたいカクテルの名前が分からずに焦る。
「えっええと、・・テレビでやってたやつが飲んでみたくて・・オレンジ色の・・」
緊張のあまりカクテルの名前を忘れてしまった。
伝わっただろうか?
「かしこまりました。」
マスターはまたにこっと笑っては何やら準備をしている。
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