存在価値

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私の両親も当然ながら迎えになんかこなくて、諦めた私は中2のころ施設を出た。 里親ともうまくいかず、高校を卒業してすぐ家を出た。 何のために生きてきたのか・・ 自分の人生を振り返っては絶望する。 ふとテレビに目をやると、バーテンダーがとびきり可愛くて美味しそうなカクテルを作っていた。 どうせならこれを飲んでからにしよう。 単純にそう思った。 たくさんは飲めないけど、お酒は好きだった。
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