一章
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だが浅井の様子が少し気になり、私は外から二人の会話を聞いていた。 「京のまちを焼き払うには、あと何日かかる」 「京には新撰組という、幕府の手下どもがいます。邪魔されては困りますゆえ、念には念を入れたほうがよいかと」 「一月以内だ。いいな?」 「…承知しました。一週間後一度京に行き、再び計画を練り直しますので」 「(京を…焼き払う…)」
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