一章

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-京- 「っあ、あの団子美味しそう」 「今は隊務の途中だ」 「いやだなぁ、僕が隊務をほったらかして団子を買いに行くわけないじゃん」 「……………………」 『キャー!』 「…ん?」 突然の悲鳴が聞こえ、騒ぎ始めた辺りに目を向けると、小柄な女の子が何人もの男達に囲まれていた。 「離して!」 「どーか、お戻りください!!」 「帰らない…私はあんなとこになど帰らないわ!」 「そこまでだよ」
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