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私の目には、浅葱色の隊服を着た男の人が映った。その人は庇ってくれているかのように、自分の後ろに私を隠した。
「し、新撰組か!?」
「(この人達が…新撰組…)」
「斬られたくなければ、去れ…」
悔しげな表情を浮かべ、男達はその場から一目散に逃げていってしまった。
「あーぁ、一くん。これじゃあ、僕の出番がないじゃん」
「隊務とは素早くこなすものだ」
「ま、いいけどさ」
「あの…助けていただいて、ありがとうございました」
「お礼なんて別にいいけどさ、君何で追われてたの?」
「…実は」
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