雲西 リョウ

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俺は 雲西 リョウ(ウンゼイリョウ) 普通の高校生だ。 今日も朝から学校に行く。 「おはよーリョーウ!」 こいつは親友 三常木 サクヤ(ミトコギサクヤ) 高校に入った時に向こうからはなしかけてきた。 最初は変な奴だなぁと思ったけれども、今では立派な親友だ。 「なぁ 学校まで競争しねぇ?」 「はぁ!? しねぇよ!」 「いや、いいじゃん。」 「よくねぇよ! とか言ってるあいだにもう着いてますけど?」 「あれ? ホントだ! じゃあ教室まで競争!!!!」 行っちまった・・・ あいつはホントアホ! よく走りたがる・・・ アホの典型みたいじゃん! 「はぁ~」 学校について席に付く。 今の時刻は8時29分 もう少し・・・ 3,2,1 「セーーーフ!!!!」 「遅えよ。 アウトだよ。」 「え~ そんな事言わないでよ。 リョーちゃんッ」 「その呼び方辞めろよ。 ガキじゃねぇんだから!」 「いいじゃん。 リョーちゃんはリョーちゃんだよ」 こいつは俺の幼馴染 秋風 アイ(アキカゼアイ) 俺達は、高校に入る直前にいっしょにこの街に来た。 ホントは俺達だけで引っ越す予定だったんだがアイのワガママにアイの両親も折れたらしい。 さっきの登場でもわかると思うが、アイは昔からなんか抜けてて危なっかしい・・・ でも、 そんなアイをいつも支えてくれてるのが 「おはよう。アイ。」 「おはよー。サクラちゃん。」 柏葉 サクラ(カシワバサクラ) こいつはアイと全くの逆! とてもしっかりしてて頼りになる。 こんな姉ちゃんがいい!ランキングNo.Iだ。 この真逆な2人が親友なんだから少し驚く。 まぁ俺とアイが幼馴染なのでその親友同士が仲良くなり、今ではいつも4人でいる。 学校帰りに街に出かける事だってある。 決まってアイは迷子になるけどな・・・ そんなアイを探し出すのも慣れたもの。 こっちは幼稚園児のころから探してんだからな! これだけは誰にも負けないぜ!! まぁ こんな感じでいつも普通の学校生活をおくってるわけだよ。 ってこんな話をしてる間にもう放課後だ。 さっ、帰ろ帰ろ
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