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そう言うと、少女はほむスピナーに手を掛け……
「ちょ!?」
「大丈夫……今度はきっと……たくさんの人があなたに協力してくれる……だから」
じゃこんっ!
躊躇うことなく反転させた。
「あなたも……もう一度、他人を信じてみて、それが……道を開くから」
「あなた……っ」
しかし、全て言い終わる前に、ほむらの意識は再び過去へ遡りはじめた。
「頑張ってね、お姉ちゃん」
それが、ほむらが最後に聞いた少女の声だった。
はるかな時の流れの中をほむらの意識は、どんどん逆行していく。
そして、過去に遡る時流の中で、ほむらは夢をみた。
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