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その夢は、先程までほむらが見ていた光景と大差が無い状況だった。
しかし、ひとつ大きく違うところがあった。
ワルプルギスの夜と戦っているのはほむらだけではない、たくさんの仲間たちがほむらとともにワルプルギスの夜に挑んでいるのだ。
純白のコスチュームに、凄まじい威力の魔砲を携えた、ほむらたちとは違う魔法少女。
黒と緑、二色の身体、疾風と必殺の力をその身に秘めた戦士。
時の流れを司る列車を操る、電仮面。
空を自由に駆ける、紅白の巫女。
全ての異能の力を消し去る右手を持つ少年。
しかし、その中の誰一人、ほむらが出会ったことのない人物だった。
しかし、ほむらにはわかった、その全てが自分の仲間……
自分の協力者であると。
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