《成瀬 優流》

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ヒ「もう1時過ぎてます」 私達は居酒屋で8000円払い外へ出た ほ「じゃあ行きますか?ほのあんりお金ないけど大丈夫かな?(笑)みんな手持ちいくら?」 みんな財布を確認… み「私6万」 ヒ「私5万」 流「私8万」 ほ「え~私3万」 流「大丈夫だよ初回だし 別注しても歌 唄っても1万あれば問題ないさ」 そう私達は90分で帰るつもりだった ケンタッキーの前から電話をした 声「お電話ありがとうございます。CLUB キャッツです」 流「あの先ほど電話したものですが そちらの場所わからないって言ったら ケンタッキーまで迎えにきてくれるって言われたんです」 さっきとは明らかに違う声の主にそう告げると 少し 黙り 声「わかりました 今からでんぐり返しで迎え行きます…目印は?」 流「4人ともロングコーと着てて2人黒で1人白で1人ピンクです」 声「ちなみに貴女は何色?」 流「えっ?私は白です」 声「わかりました 少々お待ちを」 電話の主は関西弁ぽい喋りで テンション高く でんぐり返しで迎えに来ると他の3人に話したら爆笑してた11月も終わる頃だったから少し寒かった… しばらくすると 私達の前方から 真っ白なスーツに長身の人影が 声「やぁ どぅもどぅもお待たせしましたCLUB キャッツです」 流「あれ?でんぐり返しは?」 声「…」 ほ「いやいや 白のスーツででんぐり返しは無理だよね」 みんな爆笑 もちろん私も本気じゃなかったけど [若いなぁ…でも整った顔してる] 私のこの人への第一印象 5人で他愛ない話しながら歩くと地下へ続く階段の上で ホストは足元に注意するように告げ 先におりて行った 階段を降りると モダンな感じの大きな扉が目の前に 彼が扉をあけるとエントランスが広がり もう一枚扉が ある 私達を案内したホストは私達のコートを手早くエントランス横のクローゼットにしまった 声「ようこそCLUB CATSへ」 声と同時に扉が開いた 中から数人の声で 「いらっしゃいませ」 私達は中に通され 薄暗い店内を通り抜ける 入って右手に数卓 奥の正面とその隣が死角になっててそこに大きめな2卓 決して大きな店内ではない だけど それが理由でここを選んだのだけど…
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