《成瀬 優流》

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OPENして1ヶ月がすぎ仕事もチラホラ入るようになった頃 私は完全に現地採用の娘達の寝泊まりしてる部屋にほぼ住んでいた ほのか…40歳(推定) みゆき…30歳 ヒロ…22歳 流伊…27() 待機してるマンションの部屋で ヒロが言った ヒ「ねぇねぇホストクラブってどんな感じですか?」 ほ「つまんないとこ」 み「行った事ない」 流「お金捨てるとこ」 ヒ「えっ?何ですかその反応は…」 水商売の経験ある私とほのかは 口をそろえて言ったね 『あんなとこにお金捨てるならよそに飲み行くわ』 ヒ「そんな…みゆきさんは?」 み「テレビでしかみた事ないし私お酒飲めるならどこでもイイ」 きっと私達の中で一番酒好きだったみゆきは 本心だったに違いない 流「ヒロはホスト行ってみたいの?ホストに貢いで 風俗に沈められた子の話とか聞いた事ないの?」 ヒ「ありますけど 行ってみたいです」 3人顔を見合わせ 仕方ないって結論が出て 流「歌舞伎町はやめようね 足元見られるから この辺りで探して 初回で行けば安いし 探そう」 そう言った私にヒロは一冊の雑誌を取り出した 流「ホストの情報誌だよね(笑)そんなに行きたかったんだ?」 ヒロは笑って頷いた 《CLUB キャッツ》 私はそこに電話をした 声「お電話ありがとうございます CLUB キャッツです」 流「あのぉ初めてそちらに行くのですが システム教えてください」 声「ありがとうございます 90分5000円で飲み放題になります もし 誰か気に入って指名頂いたら2000円+になります…すみませんうち1時からなんですけど…」 時計を見るとまだ12時にもなってなかった 流「そうですか わかりました でも私土地勘なくて場所詳しく教えてもらえません?」 電話の主は駅からの道をしどろもどろ説明していたが 声「ケンタッキーわかりますか?その前から電話ください お迎えに上がります」 流「わかりました では4人で伺いますのでお願いします」 そう言って電話を切った ヒロが落ち着かない様子でそわそわしてる中 みゆきが 「お酒のみたい」 ほのかが「お腹空いた」 私達は4人でとりあえず居酒屋に行く事にした 仕事の愚痴?で盛り上がり4人ともテンションあがりはじめた時
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