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「何言ってんのさ兄さん!カナはその兄さんの枕元の小さな冷蔵庫に入ってる、スティックアイスのことを言ったんだよ…」
「っな!!!」
カナはそう言いながらニヤリと頬を赤らめて笑うと、部屋から出ていった。
妹にからかわれる兄っているのか!?
はい、います。それはきっと僕のことですね。
「お前もそう思うだろ、なぁ相棒。」
僕は布団をめくり、自分の腰付近にそびえ立つ塔に向かって話かけた。
心なしか塔が
『ありがとう。』
…と呟やいた様に感じた。
っと!こんなしんみりしてる場合ではない!!
今日は入学式なんだ!!
しかも、さっきはカナのせいで説明できなかったが。何を隠そう僕は今日から高校生活&一人暮らしがスタートするんだ!!
ひゃっほーい!さっきまで気まずかったが、そう考えるとなんだか気分が最高だ!
ビバ!一人暮らし!ビバ!やりたい放題!ビバ!ヤりたい放題!(一人で)
僕は急いでパジャマを脱ぎ捨て、そびえ立つ息子に『おはよう』と言い落ち着くのを待って下に向かった。
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