再びの戦火

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燈也も布団から出て、頭を掻く。 「早く起きてだって」 ソラトはそれだけ言って、部屋を出ていく。 それを見送った燈也は制服に着替え、部屋を出ていく。 部屋を出た時、台所からいい匂いが漂ってきた。 トントンとリズミカルな音も聞こえてくる。 燈也には両親がいないため、台所にいるのは違う人。 居間に行くと、エプロンを着けたオレンジ色の髪をした女性が朝ごはんを作っていた。 「おはよう、ホーリネス」 「えぇ、おはよう、トーヤ」 笑顔で返事を返したのは、『聖霊界 光の戦士』ホーリネス・アバランティア。 燈也のパートナーである。 聖霊界の戦いを最後まで生き抜き、聖霊界の創造主を燈也と共に倒した。 今現在、最強の主人公である。 「毎日ガッコウは大変ね」 「それが学生の義務だから仕方ない」 そう言って席に着く。
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