第1章
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7 「岡山駅前の噴水広場よ。今日、電話がかかって来て、別れると言うの。私、何か悪いことしたかしら?」 「絵美は悪くないよ。相手の男が悪いんだよ。私なら絵美を一人にはさせない」 私は絵美の後ろから抱き締めるようにしながら言った。 気障なセリフはお手のものだった。
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