6人が本棚に入れています
本棚に追加
「それに、君は部隊長だろう?」
グラオーグの言葉に、男性は苦笑した。
「…そうですが……」
そうこうしている内に、教会に着いたのか、車は緩やかにスピードを落とした。
「グラオーグ様、着いたようですね」
天高く聳える教会。
古くはあるが、それは威厳を感じさせる。
入口には参列者が溢れている。
「さて、行こうか」
「はい」
微笑を浮かべたグラオーグに、『血まみれの天使』の部隊長は、ゆっくりと頷いた。
.
最初のコメントを投稿しよう!