開幕。

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  「それに、君は部隊長だろう?」   グラオーグの言葉に、男性は苦笑した。   「…そうですが……」   そうこうしている内に、教会に着いたのか、車は緩やかにスピードを落とした。   「グラオーグ様、着いたようですね」   天高く聳える教会。 古くはあるが、それは威厳を感じさせる。 入口には参列者が溢れている。   「さて、行こうか」   「はい」   微笑を浮かべたグラオーグに、『血まみれの天使』の部隊長は、ゆっくりと頷いた。   .
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