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缶コーヒーを飲み終わって会議室に行ってみると
彼女はもう帰ってしまい、会議室はもぬけの殻であった。
男は自分の愚かさを憎んだが、仕方がない。
気分直しにと途中で本を買い家路に着いた。
真っ白い本であった。
題名は…
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そこまで読んで、
男は目を覚ました。
本を読んでいる間に寝てしまったらしい。
男は思う。あれは夢だったのかと。
夢の中の彼女を少し残念に思いながら、
近くの喫茶店に目覚めの珈琲を飲みに行った。
朝の光がさし込む窓際。
空の煙草箱と、
まだ紫煙のでている
煙草の吸い殻に気づくことはなく。
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