ある日の教室で

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正直な話、‘しこう部’は何をしたいのだろうか。後谷は「無駄な駄弁を弄する事ができる人が欲しい」とそもそも駄弁が必要の無い話という意味にもかかわらず、無駄な駄弁とわざわざ重ねる必要の無い単語をあえてであろうか解らないが重ねて、とにかく無駄話をしたいらしかった。 しかしながら、放課後の貴重な時間を使ってただひたすら喋り続けるなど不可能であり無意味である。僕としては話をするなら何か目的を持った話をしたい。 そこで、僕は不意に思ったことを後谷に提案した。 ……やらないか?
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