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分からない。
全くを持って意味が分からない。
なぜ僕がネタに成るのか、そのような要素は存在し得ない。
「しかしながら、さて何を話せば良いのだろうか。東方に話の種になる要素など存在するのか?」
後谷、お前が振ったネタだ。と、軽く後谷の鳩尾を叩きつけながら僕は言った。
「つうっ!」
つうっ、じゃないよ。何だよ‘つうっ’って。痛いの‘痛’を音読みしたら意味が分からないよ。
二人のコントを見ていた大炊御門は、どう話に食い込めば良いのか分からないらしく――当たり前だが――そばで挙動不審な態度をとっていた。
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