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ガラガラガ……、ラ
『おー、Rか。今日はおつか…れ…』
バタン!!!!!!
『おい、R!!!!!!!』
みんなが駆け寄り
私を抱えて部屋に連れて行き
従姉が救急車を呼ぼうとした時、
従姉の名前はさおり。
従姉の旦那はじょう。
『さおり!』
叔母が救急車を予防とする従姉を止めた。
『なんやこれ………Rは何を連れてきたんや……』
急いでお札と数珠を持ち
除霊を始めたそう………
急にRは泣き出し鼻水を垂らしながら
聞いたことのない低い声で
『どーや。』
『ワシ大阪行きたい』
などと泣きながら震えた声で
そう訴え続けていたそうです。
もちろんRは
面識のないおじいさんの口調や大阪の話など
全く分かりませんし
そのときの私は暗闇で
恐怖心と戦っていましたから
そんなことを口にした記憶なんか一ミリもありません。
いまだに………
本当に私の口から出た言葉なのか…
半信半疑です。
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