1章

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「見られたからには・・・・」 「此処で死んでもらうか」 『・・・・』 羅刹を見られたから死んでもらうって 余りにも理不尽な・・・・ 『・・・・殺すなら殺して下さい』 「ウッ!」 殺されるのなら仕方ない。 歯向かって殺されるなら、潔く死にたい 私の態度に驚いている三人 すると、赤毛の大男が 「これ、お前一人がやったのか?」 コク。 私は真っ直ぐに見つめて頷く。 そういえば、羅刹にまだ刀を刺しっぱなしだったな。 私は羅刹から刀を抜くとブンッ、と振った。 血が地面に弧を描き刀を納めた 「屯所まで来てもらうからな」 『・・・・はい。じゃあ刀を預かって下さい。抵抗する気はありません。いつでも殺せますよ?』 私は刀を一番小柄の人に預けて、 そして大人しく縄に縛られた 『・・・・。因みに貴方たちは?』 緑の鉢巻きを着けている人に尋ねると、 その人は少し怖い顔をして答えてくれなかった そのまま連れて来られた所は 新選組の屯所だ どうなるんだろ・・・・? 私は誰もいない部屋に連れて来られ 身体中を縛られて睡眠についた
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