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~斎藤side~
「ったく。総司のやつまだ寝てんのかよ!」
「それに由李もいませんね・・・」
朝餉の時刻になっても一向に姿を見せない総司と由李
早く来ないと新八と平助が煩い
「はぁ~。斎藤、総司の様子を見に行ってくれないか?」
「御意」
とうとう痺れを切らした副長から頼まれ事だ。
俺は直ちに実行に移した
「俺も行く」
「一人で結構だ」
「そう言うなよ」
「・・・・好きにしろ」
原田には敵わないところがある
どうしたらこんなに気ままなんだ?
二人の間には沈黙しか流れなかったが
総司の部屋にたどり着いた
中には人がいる気配を感じられる
総司のやつまだ寝ていたのか
副長に迷惑をかけるなと、あれほどいっているのに全然、態度を改めようとしない
「総司入るぞ」
返事が返ってこない前提にお構い無く
襖を開いた
「!!」
「どうした斎藤?って!おい!」
左之が驚くのも無理はない
なんと目の前には総司と由李が同じ布団で寝ているからだ。
由李は・・・・普段の着物を着ているから多分だが、総司を起こしに来て一緒に寝てしまったと考えられる
「由李起きろ」
「普通その前に由李と総司を引き離すぞ」
「そうだな」
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