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『土方さんホントごめんなさい』
「由李ちゃん。そんなに謝らなくていいんだよ」
「総司おまえなっ!」
朝餉を食べ終えてから二人並んで土方さんの前に正座している
さっきから謝っているのは私ばかりだ
『小姓なのに沖田さんの身の回りの世話もしきれなく、挙げ句の果てには土方さんにも皆さんにもご迷惑おかけして・・・』
「由李は悪くねぇ。問題は総司だ」
「酷いなー土方さんは。由李ちゃんが許されるなら僕も許してよ」
「ふざけるなっ!」
『ッヒィ!』
いきなり土方さんが怒鳴るものだから、ついつい驚いてしまった
早くこの雰囲気から出たいな…
まだお説教続きそうだし…
「総司!いい加減にしねぇと由李を小姓から外すぞ」
『そんなぁ!嫌です。私は沖田さんがいいです』
思わず悲鳴染みた声をあげて沖田さんにすがり付いてしまった
「由李ちゃんっ?!」
『土方さんお願いします。次からはちゃんとしますから』
「……ったく。しょうがねぇな。総司!次は無いと思えよ」
「はーい」
「じゃあ下がっていいぞ」
そうして私たちはお説教から解放された
良かったまだ沖田さんの側にいれて…
と、密かに笑った私だった
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