1章

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あれから何日か歩いて やっと京にたどり着いた。 今まで宿を借りたり、泊めてもらったり して無事に来れた 『人がたくさん・・・・』 行き交う人々にびっくりする。 雪村家があるのは結構田舎の方だ まぁ、ひとまずお茶にしますか 旅の疲れをとらないと。 そのあとに松本先生を訪ねよう 私は近くの甘味屋さんに入る 『おばちゃん・・・。みたらし二つ』 「はいよ。あんた可愛らしい男の子だね。一個オマケしてあげる」 『・・・ありがとうございます!』 甘い物は大好きだ。 だから私は自然と顔がほころんでいて、 おばちゃんがそれを微笑ましく見ていた。 お団子が運ばれてきて、 一つ目を頬張ると口の中に甘い風味が しっとりと広がった 『・・・・おいしい』 「そうかい。そりゃ良かった。ゆっくりしていきなよ」 『・・・・ありがとうございます』 甘味のお陰で今までの疲れが 一気に飛んでいく気がした すると、そこへ。
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