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あれから何日か歩いて
やっと京にたどり着いた。
今まで宿を借りたり、泊めてもらったり
して無事に来れた
『人がたくさん・・・・』
行き交う人々にびっくりする。
雪村家があるのは結構田舎の方だ
まぁ、ひとまずお茶にしますか
旅の疲れをとらないと。
そのあとに松本先生を訪ねよう
私は近くの甘味屋さんに入る
『おばちゃん・・・。みたらし二つ』
「はいよ。あんた可愛らしい男の子だね。一個オマケしてあげる」
『・・・ありがとうございます!』
甘い物は大好きだ。
だから私は自然と顔がほころんでいて、
おばちゃんがそれを微笑ましく見ていた。
お団子が運ばれてきて、
一つ目を頬張ると口の中に甘い風味が
しっとりと広がった
『・・・・おいしい』
「そうかい。そりゃ良かった。ゆっくりしていきなよ」
『・・・・ありがとうございます』
甘味のお陰で今までの疲れが
一気に飛んでいく気がした
すると、そこへ。
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