姉と妹

13/21
前へ
/21ページ
次へ
「咲夜……気は確かかしら?」 翌日のティータイムのことである。 レミリアはその日出されたお茶菓子を口に入れると、それを無理やり紅茶で流し込んだ後にそう言った。 とんでもない味のするクッキーだった。どちらかといえばレミリアはふんわりさっくり、バターの風味がほのかに漂うクッキーが好みなのだが、出されたそれはそのどの項目も満たしてはいなかった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加