《運命の始まり》

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    「………………。」      俺は溜め息を吐きながらもその黒ネコをハンカチを被せ抱き上げる。       「……お前も……災難だったな。」       一言呟くと息をしないネコを抱き歩きだす。     その様子を周りの人々は見るものの、冷ややかな眼差しを向けていた。
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