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「……な…んなんだッ…?…」
俺は、不思議と恐怖心というのは湧かなかった。
見慣れぬ風景、不思議な感覚、……黒と白の世界。
恐さよりも…………
懐かしさが胸に………
「……………。」
こうして座り込んでいても仕方ないと思い立ち上がる。
周りをよく見渡すと空は白く輝き、地面は黒く染まっている。
「………どこなんだ?……ここは…」
呟くと、何か足に擦り寄っているかのような感覚に足元に目を向けると一匹の黒猫が俺を見上げていた。
その黒猫は…………
あの時、埋めたはずの…黒猫だった。
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