二次元=僕の住む世界

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学校に着いても、やることはない。 ただ、マンガやラノベを読むかゲームをする。 授業はほとんど聞いてないが、この一年間、成績は中の上辺りをキープできているので問題無い。 「正紀、お昼休みだよ?ご飯食べよ」 「いらない」 「食べないと、お腹空くよ?」 「今、良いところなんだ。食事ごときに邪魔されてたまるか」 今読んでるラノベが最終局面に入ってるんだ。 こんな時に飯を食べてられるか 「でも」 「もういいって、陽菜。そんなオタク放っとこうよ」 「うん。じゃあ私行くけど、ちゃんと食べないとダメだよ?」 この学校では、一年から二年になる時にクラス替えを行わない。 その為、クラスメイトは全員、僕がどんなやつかをわかっている。 だから、何故陽菜が僕なんかに構ってるのか、皆疑問に思っている。
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