50人が本棚に入れています
本棚に追加
学校に着いても、やることはない。
ただ、マンガやラノベを読むかゲームをする。
授業はほとんど聞いてないが、この一年間、成績は中の上辺りをキープできているので問題無い。
「正紀、お昼休みだよ?ご飯食べよ」
「いらない」
「食べないと、お腹空くよ?」
「今、良いところなんだ。食事ごときに邪魔されてたまるか」
今読んでるラノベが最終局面に入ってるんだ。
こんな時に飯を食べてられるか
「でも」
「もういいって、陽菜。そんなオタク放っとこうよ」
「うん。じゃあ私行くけど、ちゃんと食べないとダメだよ?」
この学校では、一年から二年になる時にクラス替えを行わない。
その為、クラスメイトは全員、僕がどんなやつかをわかっている。
だから、何故陽菜が僕なんかに構ってるのか、皆疑問に思っている。
最初のコメントを投稿しよう!