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「というわけだから、夏のコミフェまでにマンガを仕上げとくこと!」
「えっ?僕たちも?」
「そりゃそうよ。一人一作」
「待て待て待て。僕たちは素人だよ?そんなの無理だよ。特に陽菜なんてマンガを読み始めたのがつい最近なのに」
「大丈夫よ!人間、やる気になれば何でもできるの!」
「私、やるよ!皆も頑張ろう!」
陽菜に変なスイッチが入ってしまったようだ。
楓と陽菜がやる気で坂井は普通に参加、清水はやれって言われたらやりそうだしな。
「わかった。僕もやるよ」
「当然よ!見てなさい坂井志保いや、欲しい傘!今にアンタを打ち負かしてやるんだから」
「望むところよ!」
「なぁ、坂井じゃない。志保、今日、買い物付き合ってくれよ。マンガ書くのに必要な物とか教えてほしいし」
「別に良いよ。じゃあ、部活終わったら」
「ちょっと待って」
「楓?どうした?」
「そ、その二人きりで?」
「他に来たい人がいれば来てもいいけど、何か問題があったか?」
「問題は無いけど、何かこう、モヤモヤするっていうか……」
「何?聞こえないよ?」
「ウッサイ!バカ!」
何だ何だ?またツンデレキャラか?
「ハッハーン、なるほどね」
志保は何か納得してるし。
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