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「じゃあ美花ちゃん、藤田さんの組で一緒にやってね。」
先生は美花の両肩に手を置きながら言った。
「…はい。」
美花はゆっくりと歩きだす。
すると久美が、
「おい!お前とぼとぼ歩いてないで走ってこいよ!」
グラウンド中に響く声で叫んだ。
「あいつ久美と一緒だってよ。」
「はは、いい気味。あいつこえーもんな。」
「この前隣のクラスの男子が廊下で鬼ごっこやってたときに久美と肩ぶつかってさ。
それで久美そいつにめちゃくちゃ切れたらそいつ漏らして泣きまくってたらしいよ。」
「まじかよ。そいつもきめーけど久美怖すぎ!」
「だよな。」
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