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中村久美は一人っ子で小学1年の頃両親を事故で亡くし、その後は祖母に引き取られて暮らしている。
両親が亡くなったころから大人にも反抗するようになり、学校では友達はいらない、私に話しかけるなといつも言っている子だった。
しかし、智恵が毎日のように話しかけてその優しさに折れたのか今は智恵とだけは一緒にいていつも仲良くしている。
「あの…、よろしく…お願いします。」
美花は、久美と智恵を前にしてとても弱い声で言った。
「あー、もうお前本当そういうのうざいんだよ。つかいつも話しかけんなって言ってるよな?顔はきもいわ、うじうじするわ、ほんとなんで生きてんだよ!」
「あっ、その…ごめんなさ…」
「だから話しかけんなっつってんだろうがっ!」
「………。」
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