始期終期

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そうだ、人を殺してみよう。 そして、夜の街にくりだし一人の男を無差別に殺そうとしていた。 男は必死に逃げる、その背中を見ながら追いかける高橋は相手が怯え逃げ惑う、そんな快感を味わっていた。 追い付きそうになるとわざとスピードを下げ、相手が怯える快感を味わっていた。 800mぐらい走って男を引っ張り倒して取り押さえた。 「死ぬ前ってどんな気持ち」 高橋は死ぬ直前の人間の感情が聞きたかった。
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