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「僕たちの世界では今現在、神の継承者になるものの争いで、日々権力争いが続いているんだよ。僕たちの民族はそこまで権力も高くないし、もう神族継承は諦めていたんだよ。
だけど
話の発端は、私の住んでる天国っていう世界の神の一言。
"人間を面白くしたい"
人間は神が気紛れで作った、神の分身。分身と言っても神に姿を似せただけで、力はまったくない下等生物だったんだよ。
なんでこんな弱い生き物を神は産んだのか。そしてなんで神聖なるエデンに人間を放ったのか…。今となってはわからないけど、神はたしかに、それを見て微笑んでいたんだ。
僕たち天使は最初はそれに疑問を持ち、人間たちを天国から監視し続けた。だけど人間には何も変化もなくて、見ているこっちが馬鹿らしくなってきて、いつのまにか僕たち天使は人間に興味がなくなっていった。
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