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そういいながら天使は羽を大きく広げて羽ばたきだした。
そしてそのまま、どんよりした曇り空に羽をのばして、天へと向かっていった。
(あの雲の向こうが天国なのか…?)
「それじゃあ僕はもう行くね!! あ、それと僕は天使だから一応言っておくけど、力をあんまり悪用しちゃだめだからね!!」
そういいながら天使は急上昇していった。
はえぇぇぇぇ………
ここで俺は最大のミスに気がついた。
あまりにも色々展開がはやすぎて、こんなことに気づかなかった自分が少し憎い!!
俺はお腹に思いっきり力を入れて、喉が壊れるんじゃないかってくらいに叫んだ。
「おい!!! いったい力ってなんなんだよー!!!!」
俺の言っていることが届いてるのかわからんが、声だけは届いていると信じたい…!
すげえかっこいい力をもらったとしても、どんな力なのかわからなかったら意味ないじゃないっすか。
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