人魚姫

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(そんな彼女達の歌声につられてやって来たのが....王子だけど王子に見られないアレンでした。) バルゴ「あれ。珍しく人間がいるよ。」 ウル「ホントだ。」 ルーシア「たかが人間でしょ。来る時は来るわよ。」 バルゴ「でもさ、あの人何してるんだろう。」 ウル「湖の魚でも見てるんじゃ無い?」 ルーシア「今にも落ちそ...ってあっ!!」 バシャン!! (王子様は湖の中に落っこちてしまいました。) ルーシア「何が落っこちてしまいました!だ!ナレーション!」 (ナレーションにケチ付けないで下さい!) ルーシア「あー!もう!」 ウル「ルーシア!」 バルゴ「ルーシア姉!!」 ルーシア (何であたしこいつ助けようとしてるんだろう!!あーもう!) アレン (ん...誰か来る。誰だろう。何か、頬が痛い気が...。) ルーシア「ちょっとアンタ!しっかりしなさいよ!」 ベシッ! アレン「イッタ!」 ルーシア「やっと起きた。」 アレン「えと...此処は何処私は..「此処は、森の湖。アンタの事なんか知らないわよ。」 アレン「せめて最後まで言わせて...。」 ルーシア「大体予想はつくよ。」 アレン「と言うか...君人魚?」 ルーシア「そうよ。何か可笑しい?」 アレン「いや、綺麗だなと思って...。」 ドキッ ルーシア「あ、当たり前でしょう!それよりアンタ名前は?」 アレン「ああ。僕はアレン。これでも王子なんだけどね。」 ルーシア「へぇー。見えないけどね。」 グサッ アレン「う、うん。良く言われる(泣)」 ルーシア「湖で何見てたの?」 アレン「ウロコ」 ルーシア「ウロコ?」 アレン「うん。ウロコが光ってたから見ようとしてたら、落ちちゃった。」 ルーシア「ふーん。」 ルーシア(ただのバカじゃん。) アレン「あのさ。」 ルーシア「ん?」 アレン「髪。」 ルーシア「髪が何?」 アレン「みつあみじゃなくほどいてる方が可愛いと思うよ。」 ドクン ルーシア「い、いっぺんに言いなさいよ!!」 アレン「あー。ゴメン。」
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