赤ずきん

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?「あの、図々しいと分かってるけど、何か食べ物を下さい。」 赤「ああ、良いわよ。このバスケットの中から選んで!」 ?「良いの?」 赤「欲しいって言ったのはあんたでしょ。」 ?「いや、そうなんだけど...。おばあさんのお見舞い品じゃ無いの?」 赤「うちのおばあちゃんピンピンしてるわよ!今筋トレにはまってるわ!」 ?「へぇ...。」 赤「ところであなた誰?」 ?「ああ、自己紹介が遅れたね。僕はアレン。これでも王子なんだ。」 赤「へぇー。王子なんだ。見えないけど。」 グサッ ア「良く言われる(泣)」 赤「王子がなんでこんな所に?」 ア「ちょっと旅に。」 赤「ふーん。」 (すると遠くの方から声が聞こえて来ました。) 「リリー!」 赤「バジル!!なんでここにいるのよ!」 バ「リリーを探しに!」 赤「あ...えと、学校は!?」 バ「サボっちゃった!」 赤「まったくもう!」 ア「えと...。」 赤「ああ、この子はバジル。隣の家の幼なじみよ。」 ア「そうなんだ。はじめまして、アレンです。」 バ「はじめまして!バジルです!」 赤「ついでにバジル。この人王子らしいわよ。」 バ「ええ!そうなんですか!お会いできて光栄です!」 ア「そう言ってくれると嬉しいな!」 バ「そろそろ時間だから行こう!」 赤「うん。最後に一つ。そのうち旅の理由教えてもらえない?」 ア「良いよ。もう一度この国に来る事にするよ。君とは良い友達になれそうだし。」 赤「ありがとう。」 (王子様は次の国へと歩きました。) バ「リリー、友達増えて良かったね!」 赤「うん!」 (この国の赤ずきんは口は悪いけど、優しくそしてちょっとだけ恋をしていました。)
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