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レ「あの...やっぱり背が大きいと見える世界が違いますよね?」
つばめ(ああ。そっか。この子はそんな事を思いながら日々過ごしていたんだな。)
ア「うーん。良くわからないな。この目線で暮らしてるから。」
レ「そう...ですか。」
ア「僕さ時々、アリやカエルの目線で世界が見てみたいんだよね。」
レ「何でですか?」
ア「空がもっと大きく感じるから。花が建物に見えたり、草が階段見たいになったり。楽しそうだし。」
レ「あ。なるほど。」
ア「自分が見てる世界に飽きたら、見方を変えれば良いのさ!」
レ「そっかぁ!ありがとう!!」
つばめ(久々に笑った顔見たな...。)
ア「どういたしまして。そろそろ行きとするよ。」
レ「アレン、大好き!」
ア「うん!ありがとう。」
つばめ(このやろう!!)
ア「いたたたた!突かないでくれ!頭がハゲる!」
つばめ「ハゲてしまえ!」
レ「ふふ...仲良しになったのね。つばめさん!」
つばめ「違う!俺はこいつが嫌いだ!」
(そうして王子は次の国へと歩きました。)
レ「さっきの好きは本気だったんだけどな...。」
つばめ「何か言ったか?」
レ「ううん。何でも無い!」
(そして彼女にもちょっとした変化がありました。つばめさんのライバル意識は強くなるばかりだったそうです。)
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