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ガーンッと効果音が鳴りそうなくらい私の顔は青ざめる。
「そ、そんなー…せっかく作ったのに…」
項垂れる私の頭を撫でた先生は、笑いながら口を開く。
「でも、彼女からなら貰えるけど?」
「えっ……」
「今の瀬戸は、生徒じゃなくて彼女。なら問題ないだろ?」
それって、貰ってくれるってこと?
もう、この人はいちいち私を幸せにさせるんだから。
「先生っ、好きです!」
「はいはい。まったく、可愛い奴だな」
その言葉に、また頬が緩んで、先生に思い切り抱き着いた。
ハッピーバレンタイン!
そのあと、私からし損ねたキスを先生にねだられたのは言うまでもない。
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