ハッピーバレンタイン!

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「あーもー、ユズ大好きだ!」 そう叫びながらユズを腕の中に閉じ込めると、ユズは顔を赤くしながら嬉しそうに微笑んだ。 「えへへ、ユズも大和のこと大好きだよ」 俺の体の細胞の一つ一つがユズのことが愛しいと叫んでいる気がする。 「森山玖嵐にもチョコあげただろ。あれも手作り?」 「そんなわけないでしょー。あれは買ったやつ。だって、玖嵐くんのことは好きだけど、それは憧れだから」 また可愛く笑うから、強く強く抱き締めた。 そのあと、戻ってきた池崎先生に閉め出されたのは言うまでもない。 ハッピーバレンタイン! そんなベタなバレンタイン。 来年もまたユズから手作りチョコを貰えますように!
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